金魚の品種(古来中国より伝来)
金魚の品種
和金(ワキン)WAKIN

金魚の元祖といわれ、フナに最も近く、文亀2年(1502年)中国から渡来した日本最初の金魚です。ヒブナが変異し、そのまま固定された品種で、体型は胴長、頭部は小さく各ひれは短い。
尾びれはフナ尾、三つ尾、四つ尾となり、体色は赤、紅白、白の3色あります。体長20センチメートルを越え尾びれが均整のとれた三つ尾か四つ尾で、体色が白地に緋色の濃い配色をなしていると価値が高くなります。
琉金(リュウキン)RYUKIN

安永天明年間(1772~1788年)に中国から琉球を経て渡来したもので、大衆魚として最も広く知られています。
和金の変異種として生まれ固定された品種で、体長は比較的短く、体高が高く、全体に丸みを帯び頭が小さく、口の先がとがっています。
色は更紗紋様で、腹部は均整がとれ、尾びれは長くのびているものが良いとされます。
出目金(デメキン)DEMEKIN

琉金の突然変異により、赤出目金が出来た。従って体型は琉金に似ていて、目が両方大きく突き出た形をしているのが特徴です。
ふ化後3ヶ月くらいから眼が出てくるようです。
体色により赤、黒、三色の出目金があります。黒出目金、三色出目金はこの赤出目金より作られ、体型は赤出目金と同様です。体色は、黒出目金は漆黒色で、三色出目金は普通鱗と透明鱗が混在し、モザイク透明鱗であります。
蘭鋳(ランチュウ)RANCHU

和金より繰り返し淘汰され出来た品種。
体型は丸形で、背びれが欠除し、頭部がよく発達した肉瘤が特徴。
高級魚の中でも代表的なもので、「金魚の王様」と呼ばれています。
和蘭獅子頭(オランダシシガシラ)ORANDASHISHIGASHIRA

琉金の変異した琉金シシガシラから更に変異し、出来たものと考えられています。
体型は琉金よりも胴長で、各ひれも長く、頭部はその肉瘤が発達し丸みをおびています。
この金魚は当歳魚より3,4年と成長するほどに頭の肉瘤が発達し、優美なものとして楽しめます。
頂天眼(チョウテンガン)CHOTENGAN

赤出目金の突然変異のようです。
体型は細長く、尾は短い形をしています。
両眼が均等で黒い目が頂天を見ている魚が好まれます。
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更新日:2021年03月19日