大和郡山市認知症予防ガイドブック
~今日からはじめる、みんなで取り組む~

認知症は特別な病気ではなく、加齢とともに誰もがなる可能性のあるものです。
認知症の予防や認知症になった時の対応について、皆様にお伝えしたいことを大和郡山市の医療と介護の関係者が1冊にまとめました。
地域包括支援センターや地区公民館等で配布しています。
また、下記よりダウンロードもできますので、認知症になっても安心して住み慣れた地域で暮らすために、どうぞご活用ください。
大和郡山市認知症予防ガイドブック (PDFファイル: 4.4MB)
認知症について心配になったらご相談ください(認知症予防ガイドブック概要版) (PDFファイル: 1.9MB)
医療と介護の関係者が認知症予防についてコラムを書きました
医療と介護の関係者が「認知症予防ガイド ブック」をより多くの人に知ってもらうために広報紙「つながり」にメッセージを連載しています。
今日からはじめる認知症予防1
~大和郡山市医師会からのメッセージ~ 【令和6年12月15日号】
『おやっ?』さっき言ったことをまた言っている。
几帳面な性格だったのに部屋が散らかっている。
料理の味が少し変わったかな。
もうすぐ診察日なのに薬が半分余っている。
あまり家から出なくなった。でも様子は普段と変わりないんだけど。
こんな些細な症状から認知症の早期発見につながることがあります。
認知症を早期発見できれば、治療や介護の幅が広がったり、最近、発売されたアミロイド蛋白を除去する新しい認知症治療薬を使用することもできます。
『おやっ?』と思ったら早めに地域包括支援センター にご相談ください。
また、認知症予防ガイドブックもご活用ください。
今日からはじめる認知症予防2
~大和郡山市地域医療連携担当者連絡会からのメッセージ~ 【令和7年1月10日号】
医師は、その日の診察場面だけで診断するのは難しいものです。本人の日頃の様子をよく知っている家族や周囲の人(支援者含む)からの情報が診察に役立ちます。診察場面だけでなく、普段の症状を伝えるこ とが大切です。医師に伝えるときは、次のポイントをメモにまとめ、事前に医療機関に渡しておくことで診 察がスムーズに行えます。
・いつ頃からどのような症状があるのか?
・どのようなことに困っているのか?
・睡眠や食事をとることができているか?
・体調や身の回りの環境に変化はなかったか?
・現病歴や既往歴、内服薬について 等
詳しくは、認知症予防ガイドブックをご覧ください。
(注) 地域医療連携担当者は、病院で患者の受診・入退院支援を行う相談員のことです。
今日からはじめる認知症予防3
~大和郡山市リハビリテーション連絡協議会からのメッセージ~【令和7年2月1日号】
認知症予防の運動でポイントになるのは「3つの習慣」です。
1.運動、2.知的活動、3.コミュニケーションの3つを上手く組み合わせながら日々の生活に取り入れるのが効果的と言われています。体操教室への参加やお友達との散歩、趣味の習い事など…
その中で自然と行われている会話。運動に加えてこれらを習慣化することが認知症予防につながりますので、ぜひ意識してみてください。
もう1つポイントを。ご家族や支援している人の立場では「もっと外に出て、歩いたり運動したり・・・」と促したくなりますが、それがご本人のストレスになってしまうと認知症予防には逆効果となる場合もあります。何事も楽しい気持ちで続けられるようにしていきましょう♪
詳しくは、認知症予防ガイドブックをご覧ください。
今日からはじめる認知症予防4
~保健センターからのメッセージ~【令和7年2月15日号】
認知症予防のためには、栄養バランスの良い食事を心掛けること が大切です。ビタミン・ミネラルなどがたくさん含まれる野菜をたっ ぷり摂りましょう。そうすることで、高血圧・脂質異常症・糖尿病・ がんをはじめとする生活習慣病を防ぐほか、ストレスや風邪なども 予防します。食欲のない時は、不足がちな良質のたんぱく質・ビタ ミン・食物繊維の多いものを食べましょう。
詳しくは、認知症予防ガイドブックをご覧ください。
今日からはじめる認知症予防5
~地域包括支援センターからのメッセージ~【令和7年3月1日号】
人との交流がほとんどない人は、家族や友人と週1回以上 会っている人に比べて、認知症の発症リスクが8倍も高くなる と言われています。自分自身に合う社会参加活動を見つけて、 外出する機会をつくるようにしましょう。外出することは、生 活リズム、身だしなみを整えることにつながり、生活にメリハリをつけることができます。
地域包括支援センターでは、外出のきっかけづくりとして、 様々な教室を開催しています。
詳しくは、認知症予防ガイド ブックをご覧ください。
今日からはじめる認知症予防6
~大和郡山市歯科医師会からのメッセージ~【令和7年3月15日号】
口腔の疾患は、様々な全身疾患と関連していることが報告されています。そのひとつとして、口腔と認知症の関係性もあげられています。特に歯周病や歯を失い咀嚼機能が低下している(特に奥 歯がない)状態は、認知症に悪影響をおよぼします。また、口の中の症状がないから大丈夫というわけではありません。口腔内は常に汚染され、多くの細菌が常に存在し、咀嚼により負荷がかかる といった過酷な状況にあります。すでに歯を失っている人は噛める環境を整えることが大切です。
口腔内の健康管理をしっかり行うことで、軽度認知障害から認知症への進行を遅らせ、認知症の予防につながります。長く付き合えるかかりつけ歯科医院をもち、必要があれば治療を受け、いい口腔内状態を維持するために、定期的な口腔内の検診を受けることが大切です。
詳しくは、認知症予防ガイドブックをご覧ください。
今日からはじめる認知症予防7
~大和郡山市薬剤師会からのメッセージ~【令和7年4月1日号】
お薬は、認知症の進行を遅らせることはできても、認知症自体を治すことはできません。重要なことは、早期発見・早期治療をすることで、より長く生活の質を保てるようにすることです。変化に気付いたとしても、 いきなり病院へ行くには抵抗があったり、どこに相談していいのかわからなかったりするかと思います。そんなときは、薬剤師にご相談ください。飲んでいるお薬と関係ないことであっても、薬以外の話であっても、 ご家族の話であっても、大丈夫です。気軽に頼っていただけたらと思います。薬局で、健康サロンや、いき いき百歳体操を行っているところもあります。体を動かしたり、いろいろな人と関わりを持ちコミュニケー ションをとることは認知症予防にもつながります。
詳しくは、認知症予防ガイドブックをご覧ください。
今日からはじめる認知症予防8
~大和郡山市居宅介護支援事業者連絡会からのメッセージ~【令和7年5月号】
今までに比べ、認知症という言葉を日常で耳にすることも増えてきたように思います。しかし、いざ自分や家族が認知症になると「周りに迷惑をかけるのではないか?」などと不安を感じる人が多いように思います。
そんな時は、まず認知症を知ることが大切です。認知症になると必ず「何もわからなくなる」わけでも、「すべてを忘れてしまう」わけでもありません。早期に適切な対応をすることで、進行をゆるやかにし、本人の不安を解消できることもあります。
大和郡山市では、そんな時に頼りになるガイドブックを用意しています。
詳しくは、認知症予防ガイドブックをご覧ください。
今日からはじめる認知症予防9
~大和郡山市訪問看護事業者連絡会からのメッセージ~【令和7年6月号】
高血圧や糖尿病などの生活習慣病は、認知症を引き起こす原因のひとつです。そのため、生活習慣病を予防したり、治療することは認知症予防につながります。日頃から定期的に健診を受けて身体の状態をチェックしましょう。具体的には、血圧や血糖、脂質の値を1年に一度はチェックして異常の早期発見・治療に取り組みましょう。
詳しくは、認知症予防ガイドブックをご覧ください。
健診に関する問合せ=
国民健康保険特定健康診査:保険年金課給付係(電話番号 53-1643)
後期高齢者健康診査:さんて郡山(電話番号 58-3333)
(注)国民健康保険特定健康診査・後期高齢者健康診査(75 歳以上)は、毎年6 月1 日~翌年2 月末日までの実施です。
この記事に関するお問い合わせ先
地域包括ケア推進課 地域包括支援センター
郵便番号:639-1198
大和郡山市北郡山町248-4
電話:0743-53-1151(内線584)
ファックス:0743-53-1049
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更新日:2025年06月01日