第8回 水木十五堂賞 受賞者の紹介

受賞者紹介
よだいめ きょくどう なんりょう
四代目 旭堂 南陵
1949年、堺市にて生まれる。
1967年、近畿大学入学と同時に旭堂南陵に師事。
1973年、大阪府立大学、大学院修士課程修了農学修士。
1978年、「旭堂小南陵」襲名。真打ち昇進。
2006年、三代目旭堂小南陵から四代目「旭堂南陵」を襲名。
2011年、寄席芸人初の博士号取得(大阪芸術大学)
受賞歴
1980年、松尾芸能大賞新人賞
1982年、大阪文化祭奨励賞
1985年、講談奨励賞
1985年、国立花形若手金賞
1987年、大阪府民劇場奨励賞
1999年、上方お笑い大賞審査員特別賞
2001年、芸術祭優秀賞
2004年、大阪文化祭賞グランプリ
2011年、芸術祭大賞 受賞
選考理由
近代文学に大きな影響を与えたにもかかわらず、埋もれてしまっていた講談の速記本を約50年かけて蒐集され、解説本の出版やその研究によって博士号を取得され、大阪芸術大学の客員教授も務められるなど、幅広い活躍及び研究が高く評価されている。
四代目 旭堂 南陵 氏 受賞コメント
この度は水木十五堂賞を授与くださり、本当に嬉しい限りです。芸に関しては、芸術祭大賞等多く受賞していますが、私自身の博士論文にスポットを当てていただいた事は、無上の喜びです。
講談の速記本は近代文学に大きな影響を与えたにもかかわらず、芸能そのものが蔑まれていたため、雲散霧消し古書市で見かけることもなくなりました。五十年かけて集めてきた努力が報われました。審査員はじめ関係者の方々に改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。
主な蒐集品
明治期の演芸速記本など古書約1万点





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更新日:2021年03月19日