第11回 水木十五堂賞 受賞者の紹介

更新日:2022年11月30日

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落語を公演する第11回受賞者四代目桂文我氏

撮影:御堂 義乗

受賞者紹介

よだいめ かつら ぶんが
四代目 桂 文我

1960年 三重県松阪市生まれ
1979年 桂枝雀に入門。桂雀司を名乗る
1995年 四代目 桂 文我を襲名

現在、年間300回程の落語の高座をつとめる。大阪・東京・横浜・名古屋・京都・岡山・徳島をはじめ、各地で「桂文我独演会」「桂文我の会」を開催。また、子ども向きの落語会の「おやこ寄席」も各地で開催。

主な受賞

  • ABC落語漫才新人コンクール審査員奨励賞
  • NHK新人演芸大賞優秀賞
  • 国立演芸場花形演芸会金賞、同大賞
  • 大阪市咲くやこの花賞
  • 芸術選奨文部科学大臣新人賞
  • 芸術祭賞優秀賞

選考理由

散逸していた数多くの落語史料を丹念に集めることによって、今日に至るまでの上方落語の歩みをあとづけた業績を高く評価するものである。埋もれていた落語のネタを発掘し、それらを上演することによって大阪落語を現代によみがえらせる活動を行うなど、芸能文化の復興・継承に貢献されている。

四代目 桂 文我 氏 受賞コメント

師匠・二代目桂枝雀から「米朝師匠以降、古い落語の資料を集めて、ネタを復活させる者が見当たらんよって、その役を務めるように」と言われたのが、約四十年前。この度、米朝師と親交の深かった肥田晧三先生も受賞された賞がいただけることは、身に余る光栄であり、これからも牛歩でありながら、今まで同様の芸能活動や研究を、シトシトと重ねていきたいと考えていますので、宜しく御指導・御鞭撻下さいませ。

主な蒐集品

明治~昭和初期の落語の速記本や寄席のチラシ・プログラム、SPレコードなど約10万点

五代目笑福亭松鶴の写真入りで寄席・松竹座のチラシ
明治から昭和初期までの落語の速記本
初代桂春團治の「ものいふせんべい」の缶(レコード煎餅)

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