令和4年5月 「菱形」と「金魚」


大和郡山市長
平成4(1992)年1月、本市と山梨県の甲府市が姉妹都市として共に歩むことを取り決めてから30年、これまで幅広い交流を重ねてきました。
そもそものご縁は、享保9(1724)年甲府藩主の柳澤吉里候が、京都の皇居守護を兼ねて郡山藩へ国替えを命じられたことにあります。
両市の市章を見ると甲府は武田氏の家紋「武田菱」、郡山は柳澤氏の「郡山花菱」からそれぞれデザインした「菱形」で、もともと柳澤氏が武田氏の家臣であったことを考えると、不思議なご縁、つながりを感じざるを得ません。
そうしたなか、5月2日にオープンする新庁舎には、随所に「菱形」のデザインが取り入れられていますので、是非見つけていただければと思います。たとえば、
- 1階から2階 吹き抜けの形
- 2階 吹き抜けの柱・シャッターレール
- 東西階段の蹴込板(けこみいた)(階段奥にはめ込む板)
- 庁内の案内サイン板
- 5階 議場のバックボード、などで「金魚」との組み合わせもあちこちに。
- 1階及び2階の赤い菱形ベンチ
- トイレ手洗いの壁タイル
- 菱形と金魚を組み合わせた窓口サイン
加えて1階中央、子育ち支援課や保育支援課、介護福祉課などの窓口とキッズスペースの間には金魚の水槽がお目見えする予定です。
これは若手職員で構成する「ザ・チームきんとっと」が議論を重ね、選定した「上から覗(のぞ)く大型水槽」で奥行きと高さが0.7メートルに対して長さが3.5メートルもあり、郡山金魚の魅力を存分に楽しんでいただけると思います。
「大和郡山らしさを感じられる庁舎」を今後ともよろしくお願いいたします。
更新日:2022年05月01日