がん検診について

更新日:2025年04月01日

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がん検診の目的

がん検診の目的は、無症状のうちにがんを早期発見し、早期に適切な治療を行うことによって、がんによる死亡を減少させることです。

どんな検診を受けるべきか

科学的根拠が確立したがん検診を、適切な年齢・受診間隔で受けましょう

「科学的根拠が確立した」とは、本当にがん死亡を減らす効果があったかどうかの研究結果が公表されている、お墨付きのあるものを指します。

国の指針では、5つのがん検診(胃がん、肺がん、大腸がん、子宮頸がん、乳がん)を、科学的に効果が明らかな検診方法、対象年齢、受診間隔で実施することを推奨しています。

国が推奨するがん検診の一覧
種類 検査項目 対象者 受診間隔
胃がん検診 問診に加え、胃部エックス線検査または胃内視鏡検査のいずれか

50歳以上(注)当分の間、胃部エックス線検査については40歳以上に対し実施可

2年に1回(注)当分の間、胃部エックス線検査については年1回実施可
子宮頸がん検診 問診、視診、子宮頸部の細胞診及び内診 20歳代 2年に1回
問診、視診、子宮頸部の細胞診及び内診 30歳以上 2年に1回
問診、視診およびHPV検査単独法(厚生労働省が示す要件を満たす自治体に限り実施可能) 5年に1回(注)罹患リスクが高いものについては1年後に受診
肺がん検診 質問、胸部エックス線検査及び喀痰細胞診 40歳以上(注)喀痰細胞診については原則として50歳以上の重喫煙者のみ 年1回
乳がん検診

質問及び乳房エックス線検査(マンモグラフィ)

(注)視診、触診は推奨しない

40歳以上 2年に1回
大腸がん検診 問診及び便潜血検査 40歳以上 年1回

 

1回のがん検診ですべてのがんが確実に見つかるとは限りませんので、がん検診は表の推奨する間隔で、定期的に受けることが大事です。

また、表の推奨する年齢・受診間隔以外での受診は、検診で受けられる利益よりも不利益が上回る可能性がありますのでひかえましょう。

 

がん検診の利益(メリット)と不利益(デメリット)についての詳しい情報は、下記のページをご覧ください。

現在気になる症状がある場合には、検診を待たずに医療機関を受診しましょう。

がん検診は症状の出ないうちに受けることに意義があります。症状が出てからでは、検診は役に立たない場合があるからです。

自覚症状がすでにある人は、なるべく早く医療機関を受診し、診断のための適切な検査を受けてください。

がん検診の流れ

がん検診は、がんの疑いがあるかないかを判定する検査です。がんの疑いがあると判定された場合は、医療機関での精密検査を指示されます。

がんの疑いあり(要精密検査)となった場合

必ず精密検査を受けてください。医療機関でより詳しい検査を行い、本当にがんがあるかを調べる必要があります。

要精密検査と判定されたからといって、必ずしもがんであるというわけではありません。実際にがんと診断されるのはごくわずかです。しかし、「症状がない」「健康だから」といった理由で精密検査を受けないと、もしがんがあった場合、診断が遅れ、がんが進行してしまう恐れがあります。早期発見・早期治療で90%以上の人が助かります。必ず精密検査を受けましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

保健センター

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大和郡山市本庄町317-2
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