六義園記

更新日:2021年03月19日

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六義園記(りくぎえんのき)

巻頭から一部が開かれている六義園記の写真

 六義園は柳澤吉保が将軍徳川綱吉から拝領した江戸駒込にあった別邸で、和歌の趣味を基調とする回遊式の大名庭園で有名です。

 現在は国の特別名勝に指定されています。

 縦31センチ、長さ13メートルの軸1巻から成り、別邸を六義園と名付けた由来が吉保の自筆で書き込まれています。

 巻末に「宝永改元甲申臘月二十八日従四位下左近衛権少将兼美濃守源朝臣吉保記」とあり、宝永元年の末に吉保自らが記したことがわかります。

 「勅撰六義園十二鏡」、「勅撰六義園八景」などを詠んだ公卿、堂上人の和歌を書き込み、園内に名付けたもろもろの名勝の名の由来を細かに書き込んでいます。

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