歌ヶ崎廟

更新日:2021年03月19日

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歌ヶ崎廟(うたがさきびょう)

石の扉をつけた門越しに大きな亀の台とそのうえの石碑を収めた歌ヶ崎廟の写真

 歌ケ崎廟は第二次本多藩の祖といわれている本多忠常<ただつね>(1660~1709)のお墓です。本多家の菩提寺である発志禅院(外川町)北側の丘陵の頂上に作られています。

 入り口には石の扉をつけた門があります。石碑の台は大きな亀で、目の部分には金の眼玉がはめ込まれていました。その背中に大きな石碑が立てられ、碑面には墓主の経歴が詳しく記されています。

 文は大学頭林信篤<だいがくのかみはやしのぶあつ>の撰で、格調の高い漢文で書かれています。また、同文の銘が6枚の銅板に刻まれ、墓の中に収められているといわれています。近世大名の墓としては模範的なものであり、江戸時代の葬制を知るうえで貴重な遺構です。

 見学は自由にできますが、所有者の発志院に声をかけてから見学してください。

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