市石1 十三重石塔
十三重石塔(じゅうさんじゅうのせきとう)

松尾寺本堂の西側の崖面の中腹に立つ塔で、舎人親王<とねりしんのう>の毛骨を納めたと伝えられています。総高は3.42メートル。
花崗岩製。基壇、軸部、笠と積み重ね、頂上には相輪<そうりん>を置きます。初層の軸部には金剛界四仏の種子<しゅじ>を薬研彫<やげんぼり>で刻みます。
小ぶりの塔ですが全体の形が端正で、南都の十三重石塔の中でも貴重な遺例となっています。軒反りは少なく直立気味の軒先の作りなどに鎌倉時代の特色がみとめられます。
境内地にあり、見学は自由にできます。
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更新日:2024年06月04日