十三重石塔

更新日:2021年03月19日

ページID 1867

十三重石塔(じゅうさんじゅうのせきとう)

石段と木々とともに撮影された十三重石塔の写真

 松尾寺本堂の西側の崖面の中腹に立つ塔で、舎人親王<とねりしんのう>の毛骨を納めたと伝えられています。総高は3.42メートル。

 花崗岩製。基壇、軸部、笠と積み重ね、頂上には相輪<そうりん>を置きます。初層の軸部には金剛界四仏の種子<しゅじ>を薬研彫<やげんぼり>で刻みます。

 小ぶりの塔ですが全体の形が端正で、南都の十三重石塔の中でも貴重な遺例となっています。軒反りは少なく直立気味の軒先の作りなどに鎌倉時代の特色がみとめられます。

 境内地にあり、見学は自由にできます。

この記事に関するお問い合わせ先

まちづくり戦略課 文化財保存活用係

郵便番号:639-1198
大和郡山市北郡山町248-4
電話:0743-53-1151(内線733)
ファックス:0743-53-1049

メールフォームによるお問い合わせ