旗本三好家銀札判木

更新日:2024年04月02日

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旗本三好家銀札判木(はたもとみよしけぎんさつはんぎ)

旗本三好家銀札判木

江戸時代に丹後庄町と天理市守目堂町を治めていた三好家が慶応2年(1866)に発行した銀札(紙幣)の判木です。

判木が収められている箱蓋にある墨書および押印より、本品は慶応2年の4月に大坂大手松屋町の印判板木師「山田清七」によって作成されたことがわかります。

三好家の銀札は、銀五匁、銀一匁、銀五分、銀三分、銀二分の5種類あることが知られていて、銀目を入れ替えて刷りあげます。別途保管されている入子から、分銅も数字に合わせて変更する仕様でした。現状は壹匁と五分の入子がそれぞれ本体に嵌入されています。

江戸時代に諸藩が発行した紙幣の判木は、ほとんどが明治時代に焼却されたため、現存する例は希少であるとともに、大和郡山市内にある旗本領の歴史を知る上でも大変重要な資料です。

旗本三好家銀札判木  一式

旗本三好家銀札判木

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