唐獅子図戸襖絵

更新日:2021年03月19日

ページID 1848

唐獅子図戸襖絵(からじしずとぶすまえ)

金箔地に松や唐獅子が描かれた唐獅子図戸襖絵の写真

 薬園八幡神社幣殿におさめられた八面の戸襖絵。

 襖はそれぞれ縦180センチ、横97センチの大きさで、杉戸の表側全体に紙本金地著色の唐獅子図を貼り付けます。檜、牡丹、松、躑躅<つつじ>、岩、崖、遠山などが描かれます。背景を金箔地にして画面に豪華さを加え、豪快な筆致で描かれた唐獅子の姿は力強く躍動感があります。

 「常栄画」の落款<らっかん>があります。常栄は豆腐町に住んでいた表具師で、姓は藤田。狩野派の画を能くし、光慶寺の松竹梅襖絵も描いたとされています。

 裏面には寄進に関わる墨書があり、この戸襖が宝暦11年(1761)、幣殿の改築後まもなく寄進されたものであることがわかります。

 神社に声をかけてから拝観させていただきましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

まちづくり戦略課 文化財保存活用係

郵便番号:639-1198
大和郡山市北郡山町248-4
電話:0743-53-1151(内線733)
ファックス:0743-53-1049

メールフォームによるお問い合わせ