豊臣秀長画像

更新日:2021年03月19日

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豊臣秀長画像(とよとみひでなががぞう)

笏を持ち坐している姿が描かれている、豊臣秀長画像の写真

 豊臣秀長(1540~1591)は豊臣秀吉の異父弟で、天正13(1585)年、和泉・紀伊・大和におよぶ100万石もの所領を有し郡山城主となり、城下の建設を行いました。

 本品は絹本著色<けんぽんちゃくしょく>、長さ118センチ、幅55センチの画像で、秀長の菩提寺である春岳院に伝わっています。

 画幅の右下に「泰山院宮内卿法眼玉楽製(壺印)」の落款<らっかん>があります。壺印は「員信」、狩野派の梅軒員信<ばいけんいんしん>と推定されます。
員信が活躍するのは寛政11(1799)年以前であり、江戸中期以降の作と推定されます。天明8(1788)年、秀長二百回忌が春岳院において藩主柳澤氏によって執り行われた際に新調されたものと推定されています。

 レプリカの見学は可能です。(事前予約が必要)

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