筒井順慶坐像

更新日:2021年03月19日

ページID 1829

筒井順慶坐像(つついじゅんけいざぞう)

笏を持ち台座のうえに坐している、筒井順慶坐像の写真

 木造、像高約70センチの法体像。
順慶菩提寺の寿福院旧蔵。寿福院は現在筒井町の東端にある本門寺の前身です。

 順慶は永禄9年(1566)18歳で僧籍に入り陽舜房と称していたので、本像は重衣姿の僧形に刻まれています。
右手に笏を持ち、左手にも何かを持っていたようです。造像は近世初期と推定されます。彫刻技術の衰えたこの時期としては優れた彫像です。作者は奈良仏師の末流と推定されています。

 本像を収めている厨子の背面の朱書きによれば、文化9年(1812)に筒井氏縁故の人たちによって作られたことがわかります。

 像は現在、筒井町の光専寺に安置されています。見学するにはお寺の許可が必要です。

この記事に関するお問い合わせ先

まちづくり戦略課 文化財保存活用係

郵便番号:639-1198
大和郡山市北郡山町248-4
電話:0743-53-1151(内線733)
ファックス:0743-53-1049

メールフォームによるお問い合わせ