小泉大塚古墳

更新日:2021年03月19日

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小泉大塚古墳(こいずみおおつかこふん)

石が積み上げられている小泉大塚古墳内部の写真

 前方部を西に向ける全長88メートルの前方後円墳<ぜんぽうこうえんふん>で、昭和37年(1962)、平成8年(1996)に調査が行われています。
 前方部は古くから削られており、後円部は二段築成<にだんちくせい>だったと考えられています。埴輪<はにわ>や葺石<ふきいし>はありません。

 埋葬施設は後円部の中央に墳丘の主軸と直交して設けられた全長5.5メートル、幅1メートルの竪穴式石室<たてあなしきせきしつ>で、石室内からは、内行花文鏡<ないこうかもんきょう>、獣帯鏡<じゅうたいきょう>などの銅鏡や鉄剣、刀子<とうす>、鉄斧、土師器<はじき>などが出土しています。
 土師器や銅鏡の型式からみて、前期古墳の中でもその前半に築かれた古墳と考えられています。

 現在、後円部のみが擁壁に囲まれて保存されていますが、墳丘のうえにのぼることはできません。

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