旧前坊家住宅

更新日:2021年03月19日

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旧前坊家住宅(きゅうまえぼうけじゅうたく)

木々に囲まれて建っている、茅葺きで2階建ての旧前坊家住宅の写真

旧前坊家住宅はもと吉野町吉野山門前町の参道沿いに所在していましたが、平成3年に大和民俗公園に移築されました。見学は自由にできます。

前坊家は代々、吉野水分神社の神官を勤めたと伝えられています。

屋敷構えは、主屋を道路に面して建て、後方に離れ座敷を配し、この間を渡廊下で接続しています。

主屋は桁行13.9メートル、梁間9.3メートル、切妻造、一部二階建、杉皮葺の構造です。参道が尾根筋に当たるため、敷地後方に行くにつれて建物の床高が高くなる「吉野建」(懸造)の形態をとります。建物は19世紀中頃に建てられたと考えられます。

あまり大がかりな宅地造成を行わず、地形をいかして渡廊下、離座敷が建てられており、口吉野地方の「吉野建」民家を知る上で貴重な事例です。

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