県9 金剛山寺本堂
金剛山寺本堂(こんごうせんじほんどう)

金剛山寺(矢田寺)は、天武天皇の創建と伝えられ、9世紀の地蔵信仰<じぞうしんこう>を中心に栄え、現在にいたっています。
本堂は方七間<ほうしちけん>の入母屋造<いりもやづくり>、本瓦葺<ほんがわらぶき>で、周囲に縁をまわし、前面に三間の向拝<こうはい>をつけた大型の仏堂です。全体の間取りや構造に古い形式を伝えており、須弥壇<しゅみだん>や内部の虹梁<こうりょう>、組物<くみもの>などに室町時代と考えられる部材も多く残されています。

厨子に正徳2(1712)年の棟札<むなふだ>が残されており、江戸時代の中頃に大修理が行われたことが判明しています。平成6年から12年にかけて大規模な解体修理工事が行われました。
見学、拝観は自由にできます。
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更新日:2024年06月04日