県4 八幡神社本殿
八幡神社本殿(はちまんじんじゃほんでん)

豊浦集落の真ん中に鎮座する八幡神社本殿は、三角形の破風<はふ>(千鳥破風<ちどりはふ>)をのせた本瓦葺<ほんがわらぶき>の屋根をもつ三間社流造り<さんげんしゃながれづくり>の社殿です。
神社の創立や沿革は明らかではありません。現存する本殿は、桁行<けたゆき>2.6メートル、梁行<はりゆき>1メートルほどの小さな社で、正面の間口<まぐち>が三間となる三間社の形式ですが、一間社流造の社殿を二棟並べ、一つの屋根の下におさめた特異な形態をしています。
また、正面には供物をそなえる板張りの見世棚<みせだな>を付けています。柱や組物<くみもの>にほどこされた絵様<えよう>(装飾模様)や極彩色など装飾的要素の強い建物で、安土桃山時代の特色をもつ秀作です。
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更新日:2024年06月04日