国7 矢田坐久志玉比古神社
矢田坐久志玉比古神社(やたにいますくしたまひこじんじゃ)

本殿は一間社春日造、檜皮葺。小社ですが木割りは荘重で、蟇股<かえるまた>、木鼻<きばな>の彫刻、脇格子にはめられた吹寄格子など、細部の手法も優秀です。
当社の創建の年代は明らかではありませんが、貞観元年(859)に神戸<かんべ>を賜った記録があり、また、延喜式<えんぎしき>では大社に列しているのでかなり古い時期に成立しているようです。現在の本殿の建築年代は室町時代初期と推定されています。
本殿の西側に建っている末社の八幡神社社殿も重文に指定されています。構造や手法は本殿に類似していますが、建築年代は少し遅れる室町時代中ごろと考えられています。
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更新日:2024年06月04日