国3 慈光院
慈光院(じこういん)

慈光院は寛文3年(1663)、小泉藩主片桐貞昌が亡父貞隆の菩提のために建立した禅寺で、書院と茶室が重要文化財に指定されています。貞昌は茶道に通じて一派を起こし、石州流茶道の開祖としても知られています。
書院はもと方丈<ほうじょう>といい、寛文3年の建立。桁行14メートル、梁間10メートルの入母屋造り、茅葺。開放的で簡素なつくりとなっており、借景式の庭園を眺めるのにつごうのよい構造となっています。
茶室は寛文11年(1671)に書院の東北隅に付設されたもので、二畳台目<にじょうだいめ>、二畳次の間よりなり、一重、切妻造、柿葺<こけらぶき>です。手水鉢<ちょうずばち>や蹲踞<つくばい>も付けたり指定されています。
見学は有料となっています。
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更新日:2024年06月04日