国2 小泉神社本殿
小泉神社本殿(こいずみじんじゃほんでん)

小泉神社本殿は、一間社春日造<いっけんしゃかすがづくり>、屋根は桧皮葺<ひわだぶき>で、千木<ちぎ>と勝男木<かつおぎ>をのせています。
身舎<もや>の舟肘木<ふなひじき>、向拝<こうはい>の連三斗<つれみつと>の形が珍しく、また、浜床<はまゆか>のうえに置高欄<おきこうらん>をすえているのも類例が少ない貴重なものと言われています。
全体に極彩色が施され、春日造としてもかなり装飾的なものです。建立された時期は明らかではありませんが、室町時代末ごろのものと考えられています。江戸時代の寛文年間(1661~1673)に修理が行われています。
小泉の地は中世に小泉氏の居館<きょかん>が、また近世には片桐氏の陣屋<じんや>がつくられたところです。陣屋の成立前に創建されているので、おそらく小泉氏や村人の信仰の中心としてつくられたものと推定されます。
見学は自由にできますが、社務所の了解を得てから見学するようにしましょう。
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更新日:2024年06月04日