絹本著色矢田地蔵縁起

更新日:2021年03月19日

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絹本著色矢田地蔵縁起(けんぽんちゃくしょくやたじぞうえんぎ)

矢田寺の地蔵にまつわる三つの話を図絵化した絹本著色矢田地蔵縁起の写真

矢田寺(金剛山寺)の地蔵にまつわる三つの話を二幅にわたって図絵化したもので、鎌倉時代以降に盛んになった地蔵信仰を背景に製作されたものです。通常は非公開となっています。

「満米上人地蔵像造立」、「武者所康生蘇生」、「広瀬小児蘇生」の三つの説話の内容を、双幅全面にうめる形式をとっており、鎌倉時代の説話画の一典型を示しています。満米上人は矢田寺中興の開山と呼ばれる平安時代初期の僧侶で、名は満慶といいました。

毎年4月にはこの矢田地蔵縁起にちなんで、満米上人の冥土往来を再現した「おねり供養」という行事が行われています。

博物館に寄託されているため見学することはできません。

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