国23 木造吉祥天立像(東明寺)
木造吉祥天立像(もくぞうきっしょうてんりゅうぞう)

吉祥天は毘沙門天の妃とされ、福徳の女神として信仰されました。一般に唐風の貴婦人の姿で、左手に如意宝珠をのせるのが特徴です。
本像は、木造、彩色、像高91センチ。一木造りで両肩を割り矧ぎ、さらに両手首を矧ぎつけています。首が極端に短く両肩がいかり肩で、体躯にボリュームのある重厚な像ですが、丸顔の面部はやさしく、女性らしさが表れています。
全体的に彫りは浅く、肉どりは平板であり、衣文の襞にも鋭さがありません。
平安中期の作と推定されています。
通常は公開されていません。見学するにはお寺の許可を得てください。
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更新日:2024年06月04日