木造伝善導大師坐像

更新日:2021年03月19日

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木造伝善導大師坐像(もくぞうでんぜんどうたいしざぞう)

椅子上に坐している木造伝善導大師坐像(もくぞうでんぜんどうたいしざぞう)の写真

 光明寺の寺伝では、唐代の高僧で中国浄土教の大成者と言われている善導(613~681)の像と伝えられています。

 寄木造り、玉眼嵌入<ぎょくがんかんにゅう>の像で、像高は34.8センチメートル。法衣<ほうえ>や袈裟<けさ>の襞が自由に乱れ形式化していないのが特徴で、鎌倉時代末ごろの作と推定されています。

 国内で作られた善導の画像などは、合掌して口から6体の阿弥陀如来の化仏<けぶつ>を出している形式のものが多く認められますが、本像は禅宗の祖師像に多い形式をとり、右手に払子<ほっす>をもって椅子上に坐し、両袖を椅子から大きく左右に垂らしています。そのため善導像として刻まれたものかどうか疑問視する見解も出されています。

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