国15 木造司録坐像(金剛山寺)
木造司録坐像(もくぞうしろくざぞう)

司録は地獄の冥官で、司命<しみょう>と一対で閻魔王に随侍するもの。
中国式の官人の服装で、獣皮をかけた床几<しょうぎ>に右足を踏み下げて坐し、左手に木札(欠失)、右手には筆をとります。司録とされていますが司命<しみょう>とするのが正しいとされています。
写実性にこだわらない大づかみな作風であり、鎌倉時代末期14世紀の製作と考えられています。像高142センチメートルの等身像。
像内の墨書銘から天正十年(1582)に宿院仏師<しゅくいんぶっし>によって修理されたことがわかっています。
博物館に寄託されているため見学することができません。
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更新日:2024年06月04日