国16 木造阿弥陀如来及両脇侍立像(光明寺)
木造阿弥陀如来及両脇侍立像(もくぞうあみだにょらいおよびりょうわきじりゅうぞう)

柏木町の光明寺の本尊としてまつられています。
死に臨んでいる行者を迎えに行く三尊来迎の姿を刻んだもので、中央に阿弥陀如来、右側に観音菩薩、左に勢至菩薩を配します。
いずれも寄木造り、玉眼嵌入の像で、台座も当初のものと考えられています。
中尊は像高77センチメートルで、大粒の螺髪や下ぶくれの抑揚の乏しいのっぺりとした両頬の肉どり、俗っぽい目鼻立ちなどは室町時代の作風をよくあらわしている。
金泥像ながら三尊とも細かな切金模様を施しており、その丁寧な仕上げが注目されています。
写真は中尊の阿弥陀如来像です。
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更新日:2024年06月04日