まちかどレポート478

更新日:2021年03月19日

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まちかどレポート

まちかどレポート478 葉本家の大和な雛まつり

(まちかどレポーター アライ)

葉本家の大和な雛まつり(平成29年3月17日掲載)

第6回大和な雛まつりは、2月25日(土曜日)~3月5日(日曜日)までの開催で、城下町のあちこちに雛飾りを訪ねて散策する人 たちの姿が見られました。そんな中、どうしても押さえておきたかったのが葉本家に飾られている「御殿雛」でした。明治期のたいそう立派な雛飾りです。

神殿の中にお雛様とお内裏様たちが飾られた珍しい形の雛飾りの写真
ひな壇に立派な神殿が丸々乗せられ、昔の生活様式を象った場所に配置されているひな飾りの写真
「御殿雛」に、所せましと供えられた数々の奉納品の写真
金色の「御殿雛」を中心に供え物や多数の人形が飾られた様子の写真
「御殿雛」が余りにも大きい為、一部屋を丸々と使っている様子の写真
一部屋を贅沢に使った三段飾りのシンプルな構成の雛飾りの写真

 御殿雛を中心に、ほかにも趣向を凝らした雛飾りなどが展示されていました。

三段飾りのひな人形の周りには屏風や、絵や置物が置かれている様子の写真
立派なお内裏様とお雛様の2人飾りのひな人形、天女の絵が描かれた屏風の写真
雛飾りの背後に飾られた、大きな屏風の写真
兎を擬人化し、二人飾りにしたひな人形の写真
玉形や籠に入ったお雛様など、ひな人形が展示されている様子の写真
金屏風背にした薄緑とピンク色の雛人形と卵型の雛人形の写真
沢山の玉雛が米俵や打ち出の小槌と一緒に船に乗っている七福神の様な雛人形の写真
壁に飾られた平面状の雛人形や人物画、絵馬の写真
額に入れられた赤い服と下に置かれたかんざし、髪くしの写真
昔ながらの日本家屋の軒下に飾られた梅の木と看板の写真
額に入れられた十二単の女性が描かれた絵と髪くしの写真

葉本家は元両替商で、明治期の建築になる葉本家住宅の主屋(しゅおく)は登録有形文化財に指定されています。普段は「ハモトプチ ミュージアム」として、土日祝を中心に、建物内部や古い時代の貴重な調度品・生活用品を公開しています(要電話予約)。民俗学などに興味を持つ方には一見の価値ありです。

関連リンク

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ハモト プチ ミュージアム

陽光に垂らされる瓦と土壁、木材で形作られた日本家屋の写真
絵馬の様な木枠に「登録有形文化財」と書かれた青銅の様なプレートが入った看板の写真
家屋の壁際に設置された、「景観建築賞」と書かれた木製の看板の写真