第22回 人権ショートレター入賞作品

更新日:2023年12月02日

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人間らしく生きること、差別や偏見に対して感じたこと、お互いの個性を認め合うことなど、「人権」を大切にする気持ちを手紙にして伝えてみませんか?第22回となる今回は、全国各地か2564通もの応募をいただきました。

ここに入賞された作品を掲載します。12月2日やまとこおりやま人権フェアにて人権ショートレターの各賞の発表、最優秀賞、優秀賞の受賞作品の朗読を行いました。

人権ショートレターの各賞受賞作品を、発表をさせていただきます。

小・中学生の部

最優秀賞

・「おばあちゃんへ~そのままで大丈夫だよ~」

「大丈夫」そう言っていつも僕をはげましてくれたのがおばあちゃんだ。今は、半身不随になり車椅子での生活。出来ないことが増え自信をなくしている。だから今度は僕が言いたい。「おばあちゃん、大丈夫だよ」って。

優秀賞

・「表現の自由」

「表現の自由」それは素晴らしいものだ。様々な思いや考えを誰かに伝えることができる。ただ「自由」は、限度のない「自由」ではない。限度からはみ出した「自由」は、誰かの人権を傷つけることを知ってほしい。

 

・「誰もが持っているナイフ」

その言葉、その投稿大丈夫?よくSNSのコメントで良くない言葉を見かける。そう誹謗中傷だ。今誰もがもっているスマートフォン便利で楽しいものだが使い方を誤れば、人を簡単に傷つけることを忘れないでほしい。

 

・「ぼくができない事で、できる事」

中学生になって僕が自閉症だと教えてもらいました。得意な事と不得意な事の差が人より大きいと知りました。僕のできない事は助けてもらいながら、僕のできる事は他の誰か、できない人の役に立ちたいと思いました。

佳作

・「言葉、考えて」

「男みたい」「女みたい」それを言ってどうなるの?その言葉は誰かを救うの?その言葉は誰かをほめてるの?軽々しく言った言葉が言われた人の胸を刺す。言った人はすぐ忘れるけど言われた人は忘れない。言葉、考えて

 

・「みんないっしょ」

支えん級に通っているお友達が通う放課後等デイサービスに遊びに行ったよ。一緒にプールに入ったりご飯を食べたり折り紙をしてとっても楽しかったし色んな話をしたね。どんな障がいがあっても仲良くなれるといいな。

 

・「ゆずる勇気」

ぼくが夜に電車にのっていたら、会社帰りの40さいぐらいおじさんがマタニティマークをつけた妊婦さんに席をゆずっていた。おじさんは疲れてそうだったのに、席をゆずっていてかっこよくて、ぼくも、真似しようと思う

 

・「いじめという犯罪をなくすため」

自分が仲間外れにされたくないから。みんなと合わせた方が楽だから。そんな自分の行動で傷つく人がいる。相手の気持ちを想い1人でいる人に寄り添える自分でありたい。いじめという犯罪を少しでもなくすために。

 

・「思いやりの心」

「正しいことを言っていても思いやりがなければ人はきずつく」という言葉をテレビで聞いたことがある。その通りだと思った。どんな時も人を思いやる気持ちを忘れてはいけない。伝え方や話し方には気をつけよう。

高校・一般の部

最優秀賞

・「レッテルを貼らない」

病気や障害、それもその人の個性であり、その人の一部。勝手に「かわいそう」とか「何も出来ない」とか、決めつけてレッテルを貼ってはいけない。その人が今出来ていることや強みに目を向けることが大事なんだ。

優秀賞

・「福祉とは?」

「福祉とは?」と聞かれて戸惑った。「『ふだんの くらしの しあわせ』を守ること」と、車いすの君は言った。「頭文字を並べるとふくしになる」と。普段の暮らしを当たり前のように過ごす自分を恥じた。

 

・「無意識の偏見を点検」

「ブラジル出身だからサッカー上手やろ?」「年頃やし、そろそろ結婚せんとなあ」ささいな言葉が人の心に刺さる。無意識の刷り込み、偏見が差別を生む。人権のフィルターを点検し、心の通う会話で絆を深めよう。

 

・「名前を出しても言えますか?」

オンライン、匿名でやりとりをした話し合い。発言しやすくてたくさん意見が出たけれど、厳しい批判や皮肉、言われた人が悲しくなるような内容も飛び交った。その言葉、あなたの名前を出しても言えますか?

 

佳作

・「本当の意味での多様性」

多様性って、色んな人が居てもいいよって認めてあげるんじゃなくて、色んな人が居て当たり前だと言う世界を一緒に作ることだ。多様性という言葉がなくなった時、本当の意味でみんなが平等に暮らせる社会になる。

 

・「あなたの左手」

あなたと初めて恋人繋ぎした日、「気持ち悪い」心ない言葉が聞こえた。私が手を離そうとしたらあなたは強く握り返してくれたね。ありがとう。雑踏の中、揺れるあなたのスカートと私のポニーテール。

 

・「知ることから始まる」

心に障がいを持つ私。今まで周囲から、心無い言葉を言われてきた。心の障がいは、誤解や偏見があり、理解を得ることが難しい。心の障がいのことを、知ってほしい。理解は、知ることから始まるから。

 

・「今じゃなきゃ、ダメなんだ」

言葉は時に薬となり、人々に安心と幸福を与えるが、時に毒となり身体を蝕んで一生苦しめてしまう。お互いの価値観を認め合おう。そして、尊重し合おう。いなくなってからでは、遅いから。

 

・「娘から妻へ」

誕生日って、お母さんが世界で一番頑張った日だ。だからお祝いするの。私を生んでくれてありがとう。

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