第23回 人権ショートレター入賞作品
人間らしく生きること
差別や偏見に対して感じたこと
お互いの個性を認め合うこと
「人権」を大切にする気持ちを、身近な人たちに宛てた短い手紙にして伝えてみませんか?
大和郡山市人権のまちづくり推進協議会では、「人権」を大切にする気持ちをしたためた「人権ショートレター」を募集したところ、第23回となる今回は全国各地から2,574通の応募をいただきました。
ご応募いただいた皆様、ありがとうございました。
ここに入賞された作品を掲載します。
過去の入賞作品はこちら
小・中学生の部
最優秀賞
「 ふたごの妹 」
ぼくの妹は、ただただ可愛い。体も動かせないし、食事もできない。人からじろじろ見られることもある。ぼくが話しかけても、返事をしてくれない。でも、少しの表情の変化、少しの指の動きだけでも、ただただ可愛い。
優秀賞
「 自由という権利 」
自由とはだれにでもある権利だ。だけど自由にも限度がある。限度をこえると自分も他の人もきずつけてしまう。ルールを守って楽しむことを初めて自由という。
「 世界共通の心 」
足をこっせつした友達と電車に乗りました。大勢の人が乗っていたのですが、座っていた外国の方が、すぐに気付いて友達に席をゆずってくれました。その心は、世界共通なのだと思いました。
「 心の貯金箱 」
楽しい。面白い。悲しい。辛い。人それぞれ、たくさんの感情がある。色々な感情が貯まり、未来も変わる。みんなの心は感情の貯金箱。笑顔の貯金、たくさん増やそう!
佳作
「 自分 」
自分は自分らしくいれば良いと思う。周りの人は自分と違うこともあるけれど、周りに合わせなくても、ありのままの自分が一番素敵だから。自分くらいは自分のことを理解してあげたいと思う。
「 ゆっくりだけど 」
ゆっくりだけど、中学生になって周りの人の事を見れる様になり、ゆっくりだけど、自分のペースで、人の気持ちを考えれる様になった。これからも自分のペースで相手の事を考えれる様になりたい。
「 目の前の君へ 」
私の前を歩む君はいつも自分のこと「かっこ悪い」って言ってるけど、そんなことないよ。私照れちゃって言えなかったけど、これからもいっぱい君と遊びたい。そんな思いで車椅子を押す。明日勇気を出して言いたいな。
「生きるって、どんなこと?」
生きるって、どんなことだろう。人生って、どんなものだろう。答えは人それぞれで、正解なんてものはない。ただあなたらしく生きたら、それでいいんだよ。人生って、あなたが主人公なんだから。
「十人十色」
私の一番好きな言葉は「十人十色」である。なぜなら自分にとってこの言葉は「皆違って皆良い」という意味であり、だからこそ皆大切だ。と思えるからです。肌の色、性格、皆な違って皆良いのである。私は私、君は君。
高校・一般の部
最優秀賞
「 チャームポイント 」
生まれつき声に特徴のある我が子。保育園児の頃にからかわれたことがあった。そして私は我が子に個性の尊さを教えた。あれから自己紹介の際には「チャームポイントはこの声です!」と言うらしい。そう、個性は尊い。
優秀賞
「 スリランカから来た転校生へ 」
肌の色も喋る言語も違うあなたが宇宙人のように見えて、日本での小学校生活に戸惑うあなたを遠くで見ているだけだったのを後悔しています。でも大人になった今なら言える。「May I help you?」
「 先生が教えてくれたこと 」
中学校の先生が私たちに「自由には責任が伴う」と教えてくれた。確かに高校生になれば自由で制限がなくなった分、責任は自分にある。成人したらもっとあると思う。この言葉のおかげで今確かな道を歩めている。
「 妹からの温かい贈り物 」
「耳が聞こえないのは神様が与えてくれた個性だから。少しも辛くなんかない。」そう言ったあなたの言葉にいつも心温かくなるの。あなたの存在は本当に素敵。これからもお互い支え合って、幸せに過ごそうね。
佳作
「 幸せなんです 」
「目は見えないけど聞こえるから何も困らないよ」これは、盲目の義母の言葉 三人の男子を育てた尊敬する女性です。「大変ですね」この言葉は要りません。目が見えなくても耳が聞こえなくても幸せなんです。
「 男の子に生まれたかったから 」
トランスジェンダーです。どんなにイジメられても、男の子の服を着て小学校に通いました。他校の生徒に男女と罵られて石を投げつられても。毎日つらかったけど、6年間ポリシーを貫いた自分を褒めてあげたいです。
「 できないことがあってもいい 」
息子は自閉症で、ほかの子と比べてできないことがたくさんある。でもサポートを受け楽しく学校に通っている。できないことがたくさんあっても、人の手や道具の力を使って生きづらさを減らせる社会になってほしい。
「 見えない凶器 」
インターネットは私たちの生活で欠かせないものだ。しかし、それが時に人の命を奪うものになることがある。例えばSNSでの誹謗中傷だ。文字は簡単に凶器になり、人を傷つける。送信する前に考えよう。
「 「ありがとう」は生きる力 」
車椅子の私は1日に数え切れない「ありがとう」と「ごめんね」で感謝を伝えて生活している。でも時々誰かからの「ありがとう」に出逢うと喜びで心が躍る。生きている間に笑顔でたくさんの「ありがとう」を交わしたい
(この手紙は、第22回人権ショートレター 小・中学生の部最優秀賞受賞「おばあちゃんへ~そのままで大丈夫だよ~」へのアンサーレターだそうです。)
この記事に関するお問い合わせ先
人権施策推進課 人権のまちづくり係
郵便番号:639-1198
大和郡山市北郡山町248-4
電話:0743-53-1151(内線332)
ファックス:0743-53-1211
メールフォームによるお問い合わせ
更新日:2024年12月10日