令和8年9月 水土里が育てる まほろばの里


大和郡山市長
農産物がより良く収穫されるように農地を整えたり守ったり、あるいは農業に必要な水を川などから引いて、水路で運んだり、大きな河川がない場合はため池を作ったりする事業を「土地改良」といい、それを担う団体が「土地改良区」です。全国には4,043地区に土地改良区があり、農地の所有者や、所有者から農地を借りている耕作者など、組合員の総数は332万人に及ぶそうです。
そうした土地改良に関わる人々が一堂に会し、情報の共有や意見交換を行う全国大会が今年秋、初めて奈良県で開催されることになりました。
第48回全国土地改良大会奈良大会。
11月17日(火曜日)奈良市役所の近くにあるコンベンションセンターがメイン会場で、大会のテーマは『きれいな水』『豊かな土地』『美しいふる里』~水土里が育てる まほろばの里~と設定されました。
「水土里」は文字どおり水と土によってもたらされる里の恵みを意味し、「水土里ネットワーク」は、各地で組織されている土地改良区の連合体の愛称となっています。
今年の大会に備え、奈良県の土地改良団体連合会の一員として昨年、佐賀大会に参加したのですが、地元の誇りとして紹介されていたのが「佐賀段階」という言葉でした。これは、昭和の初期、佐賀県が水稲の反当たり収量日本一になったことを示しているのですが、実はその前、明治後半から昭和初期にかけて日本一の地位にあったのは奈良県だったのです。
「奈良段階」。戦後、吉野川分水が完成したことにより、水不足は改善されましたが、それまで水の問題で悩まされてきた奈良県の人々にとって、まさに誇りとすべき歴史ではないでしょうか。
コンベンションセンターの内外ではさまざまな企業展示が、奈良市役所南側芝生広場では物産展が行われ、県内各地の農産物が集結しますので、是非、お出かけいただければと思います。

更新日:2026年09月01日