令和8年6月 「デジタルナビ郡山城跡」の稼働


大和郡山市長
今年1月から郡山城跡の東多聞(たもん)櫓(やぐら)で始まった展覧会『秀長と郡山のあゆみ』の会場に、4月22日、新たな心強い仲間が加わりました。
65インチというとても大きなタッチ式モニタが設置され、これを用いて、郡山城の遺構や城下町の外堀、あるいは寺社などに関する情報をデジタル画面で案内する「デジタルナビ郡山城跡」が、準備を重ねたうえ、いよいよスタートしたのです。
まず、城下町一帯の空中写真が表示される画面では、該当の部分をクリックすると郡山城外堀が浮かび上がるとともに、春岳院や大納言塚など15件の情報を見ることができます。
大納言塚が外堀の少し外側にあるというのは素朴な発見でした。
次に3D画面に切り換えると、郡山城跡の三次元モデルつまり、立体的な城の姿が表示されます。
実際の地形データを入力し、復元した三次元モデル上に江戸時代の城絵図に基づき、櫓(やぐら)や堀、建物などを配置、江戸時代後半(柳澤藩政期)の郡山城が再現されていて、画面にタッチ、操作することにより、さまざまな角度から建物などを見ることができます。
そして、最も興味深いのが、三次元モデルの天守台に復元された豊臣時代の天守です。
復元を監修いただいたのは、城郭建築研究の第一線をリードする広島大学名誉教授・三浦正幸氏で、発掘調査の成果などを反映して、秀長時代の後、外堀を完成させたといわれる増田(ました)長盛(ながもり)時代の天守が復元されました。
発掘の成果により、天守の南側につくられた付(つけ)櫓(やぐら)の下部から内部に入り、地下を通って天守に上がったと考えられるそうですが、藩主の場合は地下ではなく、東側の階段から付櫓に上がり、天守へ向かったはずだという三浦氏の考えに基づき復元されていますので、注目していただければ。
展覧会は、来年の1月31日まで。大河ドラマ館とあわせて、是非、お出かけください。


更新日:2026年06月01日