令和8年4月 新たなシンボルロードの完成


大和郡山市長
九条公園の西側、奈良口の交差点には柳橋が架かっていて、よく見るとその下を流れる秋篠川はこの付近で東へほぼ直角に向きを変えていることがわかります。
いかにも不自然な流れですが、実はこれ、郡山豊臣家が断絶した後に郡山城主となった増田長盛による土木工事のなごりで、川の流れを変えて東の佐保川と合流させ、その川跡を郡山城の外堀に利用しようとしたものだったのです。
その外堀跡のうち、JR郡山駅の西から北へ、延長約250メートルの都市計画道路城廻り線・野垣内町~北鍛冶町区間の工事がこのほど完成し、供用が開始されました。
事業がスタートしたのが平成23年度ですから、ちょうど15年、この間、さまざまな形でご協力をいただいたすべての皆様方に深く感謝申し上げる次第です。誠にありがとうございました。
幅員25メートルの4車線道路ですが、単なる道路整備にとどまらず、郡山城下町の歴史的景観と調和した新たなシンボルロードとなることを期待しているところです。
歩道の舗装は、かつて多くの鍛冶職人が住んでいた鍛冶町を思い起こさせる「鉄」のイメージの色調で彩られ、照明設備にはちょうちんやあんどんを模した和風デザインが採用されました。 道路の東側に整備された公園(高付上池公園)には、秋篠川の流れを付け替えて郡山城を守った外堀跡に因んで、石積みや、霧雨のような感覚で涼しさを提供するミストポール、そして歴史看板が設置されました。「歴史と憩いが融合した公園」を楽しんでいただければと存じます。
一方、今月の『つながり』には、県道都市計画道路城廻り線(近鉄橿原線との立体交差)の進捗状況について、県からの情報を掲載しています。
水道などの地下施設が集中する道路で、難工事でしたが、令和8年度からいよいよアンダーパスの本体工事が始まるとのこと。期待しつつ要望もしっかりと伝えながら、見守ってまいりますのでよろしくお願いいたします。

更新日:2026年04月01日