令和8年2月 しめかざり探訪 ~正月のこころに出会う旅~


大和郡山市長
幕末に現愛媛県伊予市で生まれ、明治の中ごろから昭和の初めにかけて市内豆腐町に住み、今の郡山高校や奈良女子大学で教壇に立つかたわら、大和を代表する文人、蒐集家として「大和の水木か、 水木の大和か」と賞賛されたのが水木要太郎(十五堂)氏でした。
その功績に因む第14回水木十五堂賞に、グラフィックデザイナーで「しめかざり」の研究家として知られる森 須磨子さんが選ばれ、2月14日(土曜日)に DMG MORI やまと郡山城ホールで授賞式と記念講演が行われます。
お正月には「しめかざり」を玄関に飾り付けるというのが、当たり前のように続いていますが、その由来など考えたことはありませんでした。 そうしたなか、武蔵野美術大学の卒業制作をきっかけに「しめかざり」への興味を抱き、以来、長年にわたって調査・収集・研究を重ねるとともに「しめかざり」に込められた人々の思いを現代につなごうと、発信をしてこられた森 須磨子さんに第14回水木十五堂賞をお受けいただくことになった次第です。
本賞選考委員の神崎 宣武先生によれば、お正月に「しめかざり」を玄関に飾るのは、ここが歳神様を迎える家だということを表すため。だから、裏白や橙を飾ることによってめでたい気持ちを表すとともに飢えることがないよう祈ったのだそうです。
「しめかざり」を見る目が変わりました。 森さんによれば、「しめかざり」や「しめなわ」は一 般的にその時期が過ぎると焼却され、「モノ」も「記 憶」も残りづらい民具です。約20年間、年末年始の日本を歩いて実物を収集してきましたが、その根底にある「人の思い」を現代につなぐことが大切だと感じております・・・。
地方によってさまざまな「しめかざり」があるそうですが、皆様の家の「しめかざり」は?

更新日:2026年02月02日