令和7年6月 「秀長百万石まつり ~秀長くんと過ごした日々~」


大和郡山市長
来年の「豊臣兄弟!」からちょうど30年前のNHKの大河ドラマは「秀吉」で、秀吉を主人公とする作品は昭和40(1965)年の「太閤記」以来、31年ぶりだったそうです。周期でもあるのでしょうか。
秀吉役は竹中直人さんで、天下人秀吉の生涯を人間味豊かに演じるとともに、決めぜりふの「心配御無用」はその年の流行語になりました。
一方、ドラマでは秀長(小一郎・?嶋政伸さん)と家族にも光が当てられましたが、秀長や母・なか(大政所)が亡くなる時点でドラマは終了。
後に竹中直人さんは「天下を取った後の堕(お)ちてゆく秀吉を演じたかった」と語っています。
大河ドラマ「秀吉」が放映された平成8(1996)年、本市は秀長ゆかりのまちとして大いに盛り上がり、延べ5,000人以上の市民ボランティア参加のもと、3月から6月にかけて100日間にわたる『秀長百万石まつり』が行われ、郡山城跡の市民会館(城址会館)や追手門周辺の会場は、期間中約15万人の来場者で大いに賑わったそうです。
百万石まつりの経過と写真などをまとめた冊子『秀長くんと過ごした日々』によれば、実行委員会の名誉会長は「大和大納言豊臣秀長」で、冒頭の「ごあいさつ」では、まつりの成功に対し「私のころからの陽気な働き者の気質もまた400年後の今日に至るまでしっかり残っていたんだなと実感しました」と述べて(述べさせて?)います。「秀長くん」の着ぐるみも好評でした。
まつりの会場について秀長名誉会長いわく。
会場は、私がかつて居城としていた郡山城跡です。ここでは「秀長・秀吉おもしろ館」「大和郡山ゆかりの人物館」「秀長とNHK大河ドラマ館」をはじめ・・・「六斎市」「フードコート」などが設けられ・・・「百万石郵便局」「JA青空市」なども大変好評でし
た。
さて、それから来年で30年。それこそ「陽気な働き者」の気質を存分に発揮し、意義深い1年にしていこうではありませんか。
更新日:2025年06月01日