令和7年5月 「旅のはじまりは大和郡山から!」


大和郡山市長
歴史学者の平山優さんは東京都のお生まれですが、ご両親が武田信玄で有名な武田家滅亡の地(現山梨県甲州市)のご出身だったため、小さいころから武田家の歴史に興味を持ったそうです。
大学卒業後、山梨県に教員として採用されましたが、以後も歴史研究を進め、退職後は歴史学者として幅広く活躍をされています。
昨年、柳澤吉里の郡山城入部300年の記念行事において、かつて武田家の家臣であり、滅亡後の武田家再興に尽力した柳澤吉保・吉里についてご講演をいただいたことがきっかけで本市の「歴史アンバサダー(大使)」に就任いただきました。
武田家ー柳澤家ー郡山藩。菱形の家紋が武田家から受け継がれ、本市の市章も菱形というご縁、つながりのなかで、今後のまちづくりについて、さまざまなアドバイスや提案をいただければと考えているところです。
先日、「秀長さんプロジェクト推進協議会」で平山さんにご講演をいただきました。
そのなかで、大河ドラマの波及効果を一過性のものとしないために、次のように述べられました。
1.まずはわがまちの豊かな歴史を知る事! 郡山城だけでも順慶、秀長あるいは柳澤吉里
・・・こんな豊かな歴史のあるまちは他にはありません!
2.自分ごととして、わがまちの魅力の発信を!
3.次世代の子どもたちにもわがまちの魅力を伝えることにより、まちに誇りを持ち、自分たちのまちは自分たちで良くしていこうというシビックプライドを高めていきましょう!
講演の最後には、大河ドラマの果実は「観光」だが、地理的にも交通の便においても優れた環境にある本市の特性を活かすことにより、古代に偏りがちだった奈良・大和路観光のあり方を見直してはどうかという指摘とともに、提案いただいたのが「旅のはじまりは大和郡山から!」でした。
感動です。元気や勇気をいただきました。
4月1日には『秀長さんファンクラブ』が発足(市ホームページで案内中)しました。
今後ともさまざまな取り組みに積極的にご参加いただければと願っています。
更新日:2025年02月01日