令和7年1月 市長年頭挨拶「明けましておめでとうございます」


大和郡山市長
昭和100年そして戦後80年という大きな節目となる令和7年。この新年をみなさまはどのように迎えられたでしょうか。
今年は巳年ですが、人々は古くから生命力の強い蛇に、再生や復活の思いを託してきました。
同じく巳年の1989年、この年に昭和から平成へと元号が変わり、戦後社会の転換点とも言われましたが、世界を見ても、同年11月にいわゆるベルリンの壁が崩壊したことにより東西ドイツの統一への動きがスタートするとともに、翌12月にはアメリカのブッシュ大統領とソビエト連邦のゴルバチョフ書記長が地中海のマルタ島で会談し「冷戦の終結」を宣言、戦後世界も同じく大きな転換点を迎えています。
それから36年。ロシアによるウクライナへの侵略の長期化、中東をめぐる情勢、シリアアサド政権の崩壊、韓国内政問題など、そしてまもなく始まるアメリカトランプ政権と再び大きな転換点を迎えたような気もします。
そうした中、昨年末、ノーベル平和賞に輝いた日本原水爆被害者団体協議会のこれまでの粘り強い活動に心から敬意を表するとともに、そのことを踏まえつつ、アジアやあるいは世界の中でわが国はどう生きていくか考えなければならない時代を迎えたとも言えるのではないでしょうか。
平和のシンボル、金魚が泳ぐ城下町。
平和の有り難さを噛みしめながら、世界の動きを見つめていきたいと思います。
さて、大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)の放映も来年に迫ってきました。
すでに『秀長さんプロジェクト推進協議会』も立ち上がり、準備を進めていますので、ご支援、ご協力のほどお願い申し上げます。
ふと思いました。『豊臣兄弟!』の「!」にはどのような思いが込められているのでしょうか。
この3月には郡山城跡公園の再整備も完了する予定です。城跡公園や天守台展望施設などで「!」に思いを寄せていただければ幸いです。
更新日:2024年01月10日