令和6年8月 KoDoMo宇宙プロジェクト

更新日:2024年08月01日

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上田清

大和郡山市長

市制施行70周年の記念事業として今年1月にスタートした『KoDoMo宇宙プロジェクト』。

幼稚園、小中学校の子どもたちが「将来の夢」や「大人になった自分へ」などそれぞれの思いをこめたメッセージカードを作成し、そのカードを各自が掲げたクラス写真や全校集合写真、各校園の航空写真や校区の写真などを使ってオリジナルのモザイクアート(もともとは石や色付きのタイル、ガラス、貝がらなどの小片を寄せ合わせて絵や模様を表す美術ですが、写真などで作る手法も広まっています。今回作成するモザイクアートでは顔の判別はできません)を制作した上で今年の12月、宇宙ロケットに搭載を依頼し、国際宇宙ステーションに届け、宇宙飛行士にお披露目をしてもらうとともに、その映像をみんなで視聴するという、壮大な、夢のあるプロジェクトです。
宇宙ステーションから帰還したモザイクアートは市内各所で展示されることになっています。

一方、大和郡山市はわが国最古の書物『古事記』を語り伝えた稗田阿礼の出身地でもありますが、『古事記』に描かれる壮大な世界はどこか宇宙にも通じるものがあり、2012年の古事記編さん1300年以降、古事記と宇宙に関するコンサートなど、さまざまな事業に取り組んできました。

そうしたことから『KoDoMo宇宙プロジェクト』は本市にとって大変意義深い取り組みであり、未来や宇宙に対する子どもたちの夢や、ふるさとへの誇り、シビックプライドにつながることを心から期待しているところです。

子どもたちはロケットの打ち上げまでに宇宙についての学習などを行う予定ですが、11月には、世界で活躍するシンセサイザー奏者、作曲家で、宇宙にも深い関心を寄せ『古事記と宇宙』という作品もある喜多郎さんに久しぶりにお越しいただき、中学生対象の記念公演を開催する予定です。

市民のみなさまにはこのプロジェクトの成功に向けて、ご支援、ご協力をいただくようにお願い申し上げます。