平成29年7月「都市鉱山からつくる!みんなのメダルプロジェクト」~市長てくてく城下町


大和郡山市長
携帯電話などや家電製品の製造には、金や銀などの貴金属と、コバルトやチタン、ニッケルなど、産出量がとても少ないため希少金属(レアメタル)と呼ばれる素材が不可欠です。
そこで、それらの製品の廃棄物を採掘が可能な都市の鉱山とみなし、そこから貴金属やレアメタルを抽出し、再利用しようという考え方が世界に広がってきました。
そうしたなか、都市鉱山から東京オリンピック・パラリンピックのメダルをつくろう!という壮大なプロジェクトがスタートし、この5月1日から大和郡山市も参加しています。
もちろん、ひとつの製品に含まれる金属はごく微量なので、実際にメダルをつくるとなると気の遠くなるような話ですが、みんなの思いがこもったメダルを、世界のアスリートに届ける!
未来に向けて、夢が広がる素敵なプロジェクトだと思います。是非、ご参加ください。
ちなみに、ブラジル大会で鋳造されたメダルは、ロンドン大会の4,700個を大きく上回る5,130個だったそうですが、東京大会では野球、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの5競技が追加されるので、メダルの数はさらに増えるのかも知れません。
市役所や支所、公民館などに、使い古しの家電などを回収する専用ボックスを置いています。
市役所などには職員手作りのボックスも。これを機会に、身のまわりを見つめ直してみませんか。
なお廃棄物からの金属の抽出は、中国、インド、インドネシアなどの発展途上国で行われているということも、頭の隅に置いておきたいと思います。
更新日:2021年03月19日