平成21年5月26日 「「うがい」と「手洗い」の励行を!」(1)

更新日:2021年03月19日

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市長てくてく城下町
上田 清

大和郡山市長

 昭和10(1935)年8月4日、軽井沢で浅間山の噴火に遭遇した科学者の寺田寅彦(1878~1935)は、『小爆発二件』という随筆に「ものをこわがらな過ぎたり、こわがり過ぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしいことだ…。」と書いています。先日もテレビで、この言葉が紹介されていましたが、新型インフルエンザについても正しい情報を集め、冷静、適切に対応することが、すべての基本だと考えています。
 まずは「敵」を知る。そのうえで、私たちが使える武器は「うがい」と「手洗い」。しかし、二つともかなり強力な武器です。県や国、あるいは自治体間の連携も含め万全の体制をとってまいりますが、この強力な武器が、どの家庭にも常備されることを心から願っています。
 ここで話は変わりますが、民間のノウハウを活用した保育園への転用ということで、議会の議決をいただいた「サンライフ大和郡山」については来年の4月1日オープンをめざし、準備が進められていて、本年9月から工事が始まるとのことですので、お伝えいたします。
 一方、これまで「サンライフ大和郡山」を利用されていた方々から、存続に向けてのご意見を多数いただいたのも事実です。そこで、さまざまなご意見に耳を傾けながら、パソコン講座については三の丸会館と市民交流館であわせて8講座を開設するとともに、トレーニング室については、三の丸会館の一部を改装し、本年7月2日にオープンの運びとなりました。いずれも、有効に活用いただきますよう、心からお願い申し上げます。