第8回 水木十五堂賞 受賞者の紹介

更新日:2021年03月19日

ページID 7152
緑色の和服を着た白髪のご年配の男性の写真

受賞者紹介

よだいめ きょくどう なんりょう
四代目 旭堂 南陵 

1949年、堺市にて生まれる。
1967年、近畿大学入学と同時に旭堂南陵に師事。
1973年、大阪府立大学、大学院修士課程修了農学修士。
1978年、「旭堂小南陵」襲名。真打ち昇進。
2006年、三代目旭堂小南陵から四代目「旭堂南陵」を襲名。
2011年、寄席芸人初の博士号取得(大阪芸術大学)

受賞歴

1980年、松尾芸能大賞新人賞
1982年、大阪文化祭奨励賞
1985年、講談奨励賞
1985年、国立花形若手金賞
1987年、大阪府民劇場奨励賞
1999年、上方お笑い大賞審査員特別賞
2001年、芸術祭優秀賞
2004年、大阪文化祭賞グランプリ
2011年、芸術祭大賞 受賞

選考理由

近代文学に大きな影響を与えたにもかかわらず、埋もれてしまっていた講談の速記本を約50年かけて蒐集され、解説本の出版やその研究によって博士号を取得され、大阪芸術大学の客員教授も務められるなど、幅広い活躍及び研究が高く評価されている。

四代目 旭堂 南陵 氏 受賞コメント

この度は水木十五堂賞を授与くださり、本当に嬉しい限りです。芸に関しては、芸術祭大賞等多く受賞していますが、私自身の博士論文にスポットを当てていただいた事は、無上の喜びです。
講談の速記本は近代文学に大きな影響を与えたにもかかわらず、芸能そのものが蔑まれていたため、雲散霧消し古書市で見かけることもなくなりました。五十年かけて集めてきた努力が報われました。審査員はじめ関係者の方々に改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。

主な蒐集品

明治期の演芸速記本など古書約1万点

古い和紙の見引かれた左側にイラストが書かれている写真
灰色の古書の表紙の左側に文字が書かれている表紙
イラストと文字が書かれた2冊の古紙の表紙
赤色を基調としたイラストが書かれた写真2冊の古書の表紙
昔の女性が書かれた3冊の古紙とイラストが書かれた1冊の古紙の表紙

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

企画政策課

郵便番号:639-1198
大和郡山市北郡山町248-4
電話:0743-53-1151
ファックス:0743-53-1049


メールフォームによるお問い合わせ