第7回 水木十五堂賞 受賞者の紹介

更新日:2021年03月19日

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ジャケットを着た男性の近くにカメラと、背景には石がつまれている屋外での写真

受賞者紹介

ほざん こういち
保山 耕一

1963年、東大阪市にて生まれる。
フリーランステレビカメラマンとしてドキュメンタリーからスポーツまでジャンルを問わず撮影。主に世界遺産や京都・奈良の寺社に関わる番組を担当する。
2013年に直腸ガンの手術を受け、その後は映像作家として「奈良には365の季節がある」をテーマに奈良の季節にレンズを向ける。
2016年、春日大社にて「映像詩・かすがの煌めき」を奉納上映。同年、奈良県主催シンポジウムにて「映像詩・桜とともに生きる」を上映。
2017年、ムジークフェストならにて「千住真理子&保山耕一、音楽と映像で巡る奈良の四季」を開催。同年10月、奈良県主催シンポジウムにて「天忠組」を上映。同年11月、国民文化祭なら2017(フィナーレ)にて「大和の誇り」を上映。
2018年5月、「映像作家・保山耕一作品上映会」開催(主催:奈良県立図書情報館)。同年9月、なら国際映画祭2018春日大社奉納上映にて「映像詩、春日大社~私の命と春日の神様~」を奉納上映。

選考理由

「奈良には365の季節がある」をテーマに全身全霊をかけて撮影される大和の映像は、人々の心の琴線に触れるものであり、現地に赴き、大和の風景と時の移ろいを秀逸な映像叙事詩として蒐集し、また、その映像を様々な手法で広く紹介するとともに、テレビ番組「情熱大陸」「世界遺産」「真珠の小箱」などの映像も制作し、それらの作品は映像作家として高い評価を受けている。

保山耕一 氏 受賞コメント

「本当にやりたい事を真心持ってやり続ければ、誰かがそれを見ていてくれる」

水木十五堂賞の吉報を頂いた時、私は感謝の気持ちを持って、そう感じました。私は映像作家を名乗っていますが、5年前まではテレビカメラマンを生業としていました。末期癌の診断を受け、手術後は後遺症と抗癌剤の副作用により、職場への復帰を断念。社会との繋がりを断たれ、余命を意識した生活の中で、私は本当に撮りたいものは何かと自問自答した時、その答えは幼い頃から慣れ親しんできた奈良の風景だったのです。海外の世界遺産を撮影した経験から、奈良の四季、日々変化する繊細な季節の移ろいは、奈良でしかない奇跡だと感じていたのです。「奈良には365の季節がある」その思いをテーマに、奈良の表情豊かな季節の風景にレンズを向け続けました
そうして撮影した短編作品は3年間で約500作となり、その映像の資料的価値を評価して頂いた選考委員の皆様に深く感謝しています。

主な蒐集品

大和の映像作品を約500本

薄暗い田園を陽が赤く照らしている写真
木々がは下手山々に霧がかかっている写真
桜と松と地面には草木が生えており後ろにお城が映っている写真
高い場所から街並みと山全体を、上りかけている陽が紫色に照らしている写真
草木が全面に生えている場所を陽が金色に照らしている写真
赤と白の外眼の城の横に、虹が見えている写真
手前側は花が一面咲いており、後ろの方に山が映っている写真
青空のした、雪に覆われた木々が一面に広がっている写真

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