第3回 水木十五堂賞 受賞者の紹介

第3回 水木十五堂賞の受賞者は、多数の浮世絵や陶磁器などを蒐集され、歌舞伎役者、俳優として幅広く活躍されている四代目 市川 猿之助氏に決定しました。

よだいめ いちかわ えんのすけ
四代目 市川 猿之助

慶應義塾大学文学部国文学科卒業
屋号 澤瀉屋(おもだかや)

昭和50年11月26日 四代目 市川段四郎長男として生まれる
昭和55年7月 歌舞伎座「義経千本桜」安徳帝で初御目見得
昭和58年7月 歌舞伎座「御目見得太閤記・戻駕色相肩」禿たよりで二代目市川亀治郎を名乗り初舞台
平成3年7月 国立小劇場 花形若手歌舞伎「神霊矢口渡」お舟役
平成5年4月・5月 新橋演舞場スーパー歌舞伎「八犬伝」犬江親兵衛役でスーパー歌舞伎初出演
平成11年1月 浅草公会堂初春浅草歌舞伎「菅原伝授手習鑑 寺子屋」 千代役、「鳴神」雲絶間姫役
平成14年8月 京都造形芸術大学春秋座にて第1回「亀治郎の会」を開催
平成17年7月 歌舞伎座「NINAGAWA十二夜」麻阿役
平成18年3月 PARCO劇場「決闘！高田馬場」(三谷幸喜脚本、演出)
平成18年6月 ロンドン・サドラーズウェルズ劇場、アムステルダム・スタッツハウブルグ劇場「色彩間刈豆」かさね役
平成19年3月 パリオペラ座公演「勧進帳」義経役、「紅葉狩」山神役
平成24年6月・7月 新橋演舞場 市川亀治郎改め四代目市川猿之助襲名披露
平成24年8月 国立大劇場 第10回亀治郎の会を開催(亀治郎の会の最終公演)
平成25年1月 大阪松竹座 市川亀治郎改め四代目市川猿之助襲名披露
平成25年3月 御園座 市川亀治郎改め四代目市川猿之助襲名披露
平成25年4月 金丸座 市川亀治郎改め四代目市川猿之助襲名披露
平成25年6月 博多座 市川亀治郎改め四代目市川猿之助襲名披露
平成25年7月 公文協主催 東コース 市川亀治郎改め四代目市川猿之助襲名披露
平成26年3月 新橋演舞場 スーパー歌舞伎2.「空ヲ刻ム者」を上演
平成26年4月 大阪松竹座 スーパー歌舞伎2.「空ヲ刻ム者」を上演

歌舞伎以外の主な舞台

平成20年4月 日生劇場「風林火山 晴信燃ゆ」
平成21年8月 パルコ劇場「狭き門より入れ」
平成22年10月 さいたま芸術劇場「じゃじゃ馬馴らし」
平成23年6月 新国立劇場「雨」
平成23年12月 シアタートラム「その妹」
平成24年12月 ルテアトル銀座「助太刀屋助六外伝」
平成25年9月 さいたま芸術劇場「ヴェニスの商人」

受賞歴

第23回 松尾芸能賞新人賞
第23回 浅草芸能大賞奨励賞
第6回 朝日舞台芸術賞寺山修司賞
2008年芸術選奨文部科学大臣新人賞
第34回 松尾芸能賞優秀賞

歌舞伎役者、俳優等として幅広く活躍されるとともに、多数の浮世絵や陶磁器などの蒐集を通して、わが国の伝統文化の継承・発展に貢献されている。

「私の襲名披露公演で演じてきた『義経千本桜 四の切』の源九郎狐。 その源九郎稲荷神社のある大和郡山市の水木十五堂賞を受賞させて頂くことになり、ご縁を感じると共に光栄に思っております。」