令和6年1月 市長年頭挨拶 「城に桜、街に金魚、平和と歩んだ70年」

更新日:2024年01月10日

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市長てくてく城下町タイトル
上田清

大和郡山市長

明けましておめでとうございます。

さて、昨年完成した市役所新庁舎。歩行者専用となった百壽橋につながる交流棟は「みりお~の」と命名されました。エスペラント語で「百万」を意味し、より多くの方々と交流を!という願いとともに秀長百万石も意識した素敵な名前です。
1階には市内の福祉作業所が共同で運営する「百壽橋商店みりお~の」や、親子たんとん広場、金魚が泳ぐ大きな水槽と金魚文庫、明るい窓際とフロアには、飲食可能なスペースが広がります。

一方、秀長の世から時を経て江戸時代の後半、享保9 (1724)年、柳沢吉保の子吉が国替えとなり、領国の甲府からは総勢5286人が400キロメートル以上離れた郡山に向かい、現代人には想像もつきませんが、10泊から長くても12泊で到着しています。
それから今年でちょうど300年。同時に伝わった金魚も300年の歴史を刻んだことになります。
市制施行70周年とも重なる1年。ふるさとの魅力を再発見する絶好の機会にしたいものです。

その記念キャッチフレーズが、市内中学生の投票により、次のように決まりました。『城に桜、街に金魚、平和と歩んだ70年』
若者やこどもたちにもまちづくりに参加を!

郡山城天守台では昨年末、阪南大学と奈良高専の学生が制作したプロジェクションマッピングが投影され、好評を博しました。

DMG MORIやまと郡山城ホールでは、関西文化芸術高校のみなさん手づくりのイルミネーションが輝き、電車からもみごとな眺めです(2月4日まで)。

また子育て支援の一環として、中学校における給食の無償化を新年度から開始しますが、浮いた経費を有効に活用いただければと存じます。

皆様のご多幸を心からお祈り申し上げます。