令和5年12月歌劇「ふることぶみ3」

更新日:2023年12月01日

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市長てくてく城下町タイトル
上田清

大和郡山市長

昔 時計屋のおじちゃんに聞いた話
はじめて時計ができるまでは
時間なんてなかったのさ
・・・・・
出演者全員がカーテンコールで歌い上げてきた『昔々、誰かに聞いた話』の冒頭ですが、なぜかいつまでも心に残る歌詞とメロディーです。
稗田阿礼が語り伝えた古事記が編さん1300年を迎える3年前の平成21(2009)年、公募で集まった3歳から75歳まで、33人の劇団員(ほとんどがまったくの素人でした)により、歌劇『古事記(ふることぶみ)』の稽古は始まりました。
脚本・演出は本市稗田町の出身で劇団カムカムミニキーナを主宰する松村武さん。
劇中歌の作詞・作曲はすべて、のこぎり奏者としても有名なサキタハヂメさん。
これをきっかけに生まれた市民劇団『古事語り部座』による初演(平成24年)は古事記の懐かしい物語が満載で大好評でした。
その後、古事語り部座は『郡山千本桜』(平成26年)、『ちゃもり』~興正菩薩叡尊異聞~(平成29年)、『郡山ラプソディ』~麗しの20世紀少女歌集~(令和元年)、歌劇『ふることぶみ2021』(令和3年)、歌劇『ふることぶみ2.』~愛と哀しみのヤマト篇~(令和4年)と作品を重ねたうえで、本年12月に歌劇『ふることぶみ3.』~ゆらめく歴史篇~を上演することになりました。
古事記1300年の初演から足かけ11年、古事記三部作の完成です。
神功皇后の遠征、仁徳天皇の治世を経て、聖徳太子の時代が始まるまでを描く古事記の最終章は舞台化が極めて難しいとされてきたそうですが、
どのような仕掛けが飛び出すか、楽しみです。
連日の稽古も熱気を帯びてきました。
是非、お出かけください。
12月16日(土曜日) 17:00開演
12月17日(日曜日) 13:00開演
DMG MORI やまと郡山城ホール・大ホール 電話54-8000