飼い主のいない猫(野良猫)について
野良猫が増えすぎることなどによって、地域の生活環境に影響することがあります。しかし、猫にも大切な命があります。
飼い主のいない猫にエサをあげると?
猫の栄養状態が良くなり、爆発的に数が増えてしまいます
- 猫は繁殖力が強く、1年に10~15匹の子猫を生むこともあります。
- 子猫は半年で、次の子猫を生むようになります。
- エサを求めて他の地域からも猫が集まってきます。
迷惑猫になってしまうかも・・・
- 与えられたエサでは足りなくなって、ごみを荒らすことがあります。
- 庭木で爪をといだり花壇で遊んだりします。
- ふん尿が放置されれば、悪臭やハエなどの害虫も発生します。
野良猫にエサをあげなかったらいいのでは?
野良猫にエサをあげる人がいなかったら・・・
野良猫にエサをあげる人がいなくなっても、猫はそのまま餓死を待つわけではありません。食べるものを求めて周囲のごみを漁ったり、縄張りを拡大して別の場所で被害を引き起こしたりするなど、結局、生活環境の問題は解決しないこともあります。ただし、無秩序なエサやりをするのではなく、ルールを決めて行うことが大切です。
野良猫を減らすことは・・・?
「動物の愛護及び管理に関する法律」をはじめとした動物愛護の考え方からも、野良猫を急にいなくならせることはできません。しかし、野良猫の平均寿命は3年から5年と言われています。数のコントロール(避妊・去勢手術)をすることによって、地域の猫は少しずつ減少していくと考えられます。
野良猫にエサをあげている方へ
「自分が飼い主になる」というくらいの自覚と責任を
「このままでは可哀相だから」と、飼い主のいない猫にエサを与えたくなる気持ちは否定できません。ただ、猫にエサを与えるということは、その猫の一生に深く関わることです。「自分が飼い主になる」というぐらいの自覚と責任を持ってお世話をしましょう。
ルールを決めて適正なエサやりを
エサを与える時間と場所を限定して行いましょう。食べ残しはすぐに片づけて、置きエサは絶対にないようにしましょう。
トイレのお世話を
トイレの場所を管理して、ふん尿の掃除をしましょう。
数のコントロールをしましょう(避妊・去勢手術の実施)
野良猫が増えすぎると、ふん尿や鳴き声による生活環境の悪化につながり、地域の人から「嫌われる猫」になってしまいます。人と猫の幸せのためにも、野良猫の数のコントロールが大切です。
猫のふん尿等でお困りの方へ
猫の嫌がる臭いを使う
- 酢を薄めて散布する。または、スポンジや布にしみこませて通路に置く。
- 玉ねぎをバラバラにして撒く。
- 市販の忌避剤を使用する。
構造物による忌避
- 水を撒く。
- 大き目の園芸装飾用木片を敷く。
- 音がなるような砂利を置いたり、尖った小石を敷く。
この記事に関するお問い合わせ先
環境政策課
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更新日:2023年11月09日