「人間ってすごいじゃないか。語り継ごうよ、語り部の里から。」

更新日:2021年09月09日

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人間ってすごいじゃないか。語り継ごうよ、語り部の里から。稗田阿礼の出身地 奈良県大和郡山市 古事記1300年紀

「大和郡山 古事記1300年紀事業」報告動画 (5分49秒)

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大和郡山市と古事記

木々に囲まれた石造りの縦長のかたりべの碑の写真

現在の大和郡山市稗田町出身の「稗田阿礼(ひえだのあれ)」は、古事記の序に『時に舎人(とねり)あり、姓は稗田、名は阿礼、年は二十八、人となり聡明にして、目に度(わた)れば口に誦(よ)み、耳に佛(ふ)るれば心に勒(しる)しき』と記されています。

一度、目や耳にしたことは決して忘れなかった稗田阿礼に、時の天皇、天武天皇は、古代の様々な事柄を読み習わし、授けました。そして30有余年後の元明天皇が、太安万侶(おおのやすまろ)に「稗田阿礼が読み習った事柄を記録せよ」と命じ、712年に古事記が誕生しました。

現在、阿礼は、稗田町にある『賣太神社(めたじんじゃ)』に祀られ、『語り部の神様』『語り部の祖』として、地元の人に親しまれています。

阿礼が私たちに語り伝えたこと 私たちが後世に語り伝えたいこと

阿礼祭で浴衣と帽子を身に着け沢山の女性が踊っている写真

古事記には、多くの神話、歌謡、伝説が記されています。
古事記を紐解くと、古代人の生き方や物の考え方などを推し量ることができます。また、随所に先人の深い知恵や家族の愛がちりばめられ、現在(いま)を生きる私たちにたくさんのことを伝えています。

1300年の時が流れた現在、世の中に情報が氾濫し、「語る」こと「語り継ぐ」ことの大切さが忘れさられようとしています。また、核家族化が進み、家庭における「語り部」の存在が希薄になっているといえます。

おりしも、2011年3月、東北を襲った大震災では、過去の災害から語り継がれてきたことや、言い伝えられてきたことが、多くの人の命を救いました。知恵や経験、歴史や文化を語り継ぐことの大切さが今、改めて問われようとしています。

今、わたしたちが後世に語り伝えたいこと…

新たな物語が、今ここに始まる。

稗田阿礼が古代の様々な伝承を『語る』ことで後世に遺した『古事記』。

この壮大なスケールで、ロマンに満ちた古事記の素晴らしさを、もっと多くの人に知ってもらい、ここ大和郡山がそんな古事記の発祥の地であることを地域の誇りとし、まちの魅力の再発見となることをめざします。

そして、大和郡山市を『語り部の里』として「語る」こと、「語り継ぐ」ことの大切さを、全国へ発信していきます。

「語り部の里からの報告」~大和郡山市古事記1300年紀事業 事業報告集

冊子「語り部の里(やまとこおりやまし)からの報告」の表紙

平成24年(2012年)の1年を通し、古事記1300年紀事業として行ったイベントや各種行事を、報告集としてまとめた冊子「語り部の里(やまとこおりやまし)からの報告」の内容をご覧いただけます。

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ふるさと語り部エッセイ~今、語り継いでおきたいこと~受賞作品

ふるさと語り部エッセイ受賞作品集表紙

後世へ、子どもたちへ、語り継ぎたいことを募集しました。

受賞作品は、次のリンクをご覧ください

大和郡山の語り伝えたいふるさと民話 動画版

大和郡山の語り伝えたいふるさと民話の表紙

大和郡山に伝わる民話を動画でご覧いただけます。

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