令和5年9月 「クロスウェイなかまち」と「風とんぼ」

更新日:2023年09月01日

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上田清

大和郡山市長

矢田町の県立民俗博物館の南側に広がる里山の駅「風とんぼ」(旧少年自然の家)には宿泊室やロッジ、テントサイトのほかさまざまな創作活動や野外活動を体験できる施設・設備があり、最近はバーベキュー場も人気となっています。

平成27年4月、指定管理制度に基づく民間の団体による運営に移行後は、子どもから大人まで幅広く楽しんでいただける施設として利用者も増え、毎年1万人超を数えるようになりました。

その後、コロナ禍のもと令和2年は大きく落ち込んだものの、翌年からは順調に回復し、大いに期待しているところですが、そもそもこの施設が開設されたのは昭和52(1977)年ですから、老朽化を含めいろいろな課題があることは事実です。

そこでこの7月、若手職員による「風とんぼの明日を考えるワーキンググループ」が立ち上がり活動をスタートさせました。

柔らかい発想でどのような「風とんぼ」に生まれ変わるか。お隣りの民俗博物館との連携もありではないかと考えているところです。

そうした中、奈良県が令和5年度末のオープンをめざして第二阪奈道路沿いの奈良市中町・石木町で整備を進めている道の駅の名称が一般公募により「クロスウェイなかまち」と決まりました。

農産物などの直売所やレストラン、情報発信のスペースとともに、災害時の支援物資を備蓄する倉庫などを有する「防災道の駅」として整備されるとのことですが、大和中央道に接続する立地は本市にとっても好条件で、郡山城跡や市内各地への誘客はもとより、何よりも矢田丘陵やそれこそ「風とんぼ」は至近距離にありますので、里山の魅力を発信するチャンスではないでしょうか。

「道の駅」から「里山の駅」へ!サイクリングやハイキングもいいかも知れませんね。