令和3年3月 「ここにしかない」が集まるまちづくり

更新日:2021年03月19日

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市長てくてく城下町タイトル
上田清

大和郡山市長

年々増えつつある空き家の利活用については、所有者も参加のうえ、どのような空間や事業に適しているか、資金の調達方法なども含め具体的な議論を2~3日かけて行った後、その結果を公表し、実現をめざす「リノベーション(リフォームより大規模な改修を行い、新たな価値を生み出すこと)スクール」という手法があります。
昨年1月、県内では初めて本市で開催したところ、地元はもとより東京や大阪、京都など10代から50代の幅広い年代にわたる24人の方々から受講の申し込みがありました。
今回は3件の空き家が対象で、受講生の熱意と新たに生まれた絆や友情の深さに感動したことを覚えています。
このスクールで生まれた「日常の郡山から未来を紡ぐ」という言葉が昨年10月『大和郡山まちづくり株式会社』という形となって結実しました。
建築設計や飲食店経営など多種多様なメンバーが、会社としての利益は確保しながらそれぞれの経験を活かして店舗の開業支援やイベントの開催に取り組んでいくことになります。
リノベーションの第1号は、矢田町通りにある2棟続きの空き家(スクールの物件でした)で、西側の建物1階にはスパイスカレー、東側の建物1階にはスムージーのお店が入居、その他のスペースには建築士会の事務所やシェアオフィスが置かれ、まちづくり株式会社の活動拠点となります。 名付けて『町家未来基地』!
4月29日のオープンに先がけて、4月12日には会社と市との間で、情報の共有やさまざまな連携をめざす協定を締結することになっていて、会社がめざす「ここにしかない」が集まるまちづくりを応援してまいります。
空き家等の情報があれば是非、お寄せください。