令和2年10月 出会い、ふれあい、発信の場として

更新日:2021年03月19日

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市長てくてく城下町タイトル
上田清

大和郡山市長

久しぶりに郡山城天守台に上がると、郡山高校城内学舎の解体作業が進んだことにより、西側の景色が様変わりしていることに気づきました。

今後はおよそ4万平方メートルにも及ぶ城内学舎の敷地を城跡公園として整備するとともに、天守台を含む公園全域の国史跡指定をめざし、必要な手続きを進める予定です。
中心となる天守台については、平成29年春、石垣の修復や展望施設の整備完了とともに「郡山城にぎわいづくり事業」がスタート、さまざまな企画に取り組んでいただいています。
その主なものをあげると、
初日の出;靜かな歓声と感動が広がります。
若草山焼き特別開放;意外なスポットです。
金婚式;毎年、多数応募いただいています。
水(み)無(な)月(づき)コンサート;中高生が主役です。
奈良大文字送り火特別開放;今年は残念!
観月会;空の大きさをあらためて感じます。
さらに昨年冬には阪南大学や奈良高専の学生をはじめ関係者のご尽力により「プロジェクションマッピング」(建物など立体的なものに映像を映す技法)が初めて開催され、天守台東側の石垣がわくわくわくする動画と音楽に包まれました。
一方、4月の世界自閉症啓発デーには「癒(いや)し」や「希望」を象徴するブルーのライトで、9月の世界アルツハイマーデーには、「温かさ」や認知症の人に対し「手助けします」という意味を持つオレンジのライトで天守台を照らし、それぞれの運動の意義を広く発信しているところです。
そうしたなか、この10月8日(木曜日)~12日(月曜日)、天守台西壁の特設野外劇場で、故今井雅之氏原作の舞台『THE WINDS OF GOD』が上演されることになりました(鯨椅子project主催、郡山城にぎわいづくり実行委員会共催。5日間とも19時開演)。 「神風特攻隊」の時代にタイムスリップする若手漫才師が主人公。天守台と秋の夜空を背景にどのような物語が展開されるか、楽しみです。