平成29年2月 シンガポール ホストタウンへの架け橋~市長てくてく城下町

更新日:2021年03月19日

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市長てくてく城下町
上田清

大和郡山市長

 県と本市は、3年前の仁川アジア大会(韓国)でシンガポール水泳選手団の事前合宿が宮堂町の「スイムピア奈良」で実施されたことをご縁に、東京オリンピック・パラリンピックのキャンプ地として名乗りを上げ、県内では奈良市と天理市とともに参加国の選手との交流を深める「ホストタウン」の認定を国から受けました(代表は本市)。
 これを受けて先日『シンガポール ホストタウンへの架け橋』が開催され、アテネ・北京オリンピックの水泳銅メダリストで、200メートル背泳ぎの日本記録を今も保持している中村礼子さんや、関西テレビの元アナウンサーで、シンガポールに駐在した経験を持ついでの出野徹之さん、県水泳連盟の副会長山本良介さんから、講演などを通じてさまざまなことを教えていただきました。
 中村さんによれば、キャンプ地の選手はコンディションの調整で頭が一杯だけれど、選手にあまり気遣いすることなく日本の文化をしっかり伝え、交流してほしいとのこと。
 出野さんは、淡路島の大きさに人口560万人余りのシンガポールが、自然環境を大切にしながら独自の政策で世界の金融や経済を引っ張っていることを、山本さんは、県水泳連盟とのこれまでの交流について、それぞれ発表をいただきました。
 そのシンガポール。リオデジャネイロでジョセフ・アイザック・スクーリング選手が男子100メートルバタフライで同国初の金メダルを獲得。ひょっとしたらキャンプ地で会えるかも知れませんね。
 一方、本市は1983(昭和58)年から2001(平成13)年にかけて毎年、青少年とその指導者の海外研修をマレーシアとシンガポールで行ってきました。
 これもご縁。OB会も結成されているとのことで、ホストタウンの成功に向け、お力添えをいただければと願っています。