平成29年9月 郡山城天守台で「中秋の名月」を!~市長てくてく城下町

更新日:2021年03月19日

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市長てくてく城下町
上田清

大和郡山市長

 今春完成した郡山城天守台展望施設。
 これまで、多くの方々にお越しいただき感激していますが、真夏の暑い時期も含め、懇切丁寧に案内をいただいている『石垣の語り部』の皆様に、あらためて心から感謝申し上げます。
 その天守台で「中秋の名月」を鑑賞しよう!という企画が持ち上がり、準備が始まりました。
 今年(平成29年)の「中秋の名月」は10月4日(水曜日)。
 当日は午後5時30分から午後8時30分まで天守台展望施設を開放するとともに天守台のライトアップ、雅楽演奏、観月茶会が行われる予定です。
 順慶や秀長、柳澤家の各大名や城下町の人たちが見たかもしれない名月を味わってみませんか?
 ところで「中秋の名月」は、明治まで使っていた旧暦の8月15日にあたります。
 月の動きを基本とする旧暦では、お月さんが見えなくなる新月の日が月初めの1日とされます。
 その後、月はおよそ30日の周期で満ち欠けを繰り返すので、その半分、15日を満月とするというのが旧暦の考え方です。
 そのため、太陽の動きを基本とする今の暦とは1か月ほどのずれが生じますし、季節も1~3月が春、4~6月が夏、7~9月が秋とされていました。
 ですので、朝顔は秋の季語と聞いて納得です。
 今年は9月20日が新月で旧暦の8月1日にあたり、それから15日目の10月4日が旧暦の8月15日となり、まさに秋のど真ん中「中秋の名月」!
 ただし、月の軌道は楕円形なので、新月から満月までの期間は毎年変化するため、中秋の名月が、完全な満月とは限らないのだそうです。
 ちなみに今年の満月は10月6日。もっとも、肉眼ではほとんどわからないそうですが。
 是非お出かけ下さい。ただし、お車でのご来場はご遠慮いただきますようお願い申し上げます。