平成28年10月 三の丸体育館と高橋礼華選手~市長てくてく城下町

更新日:2021年03月19日

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市長てくてく城下町
上田清

大和郡山市長

 数々の劇的なシーンが記憶に新しいリオ五輪。
 中でも、バドミントン高橋・松友ペアが決勝戦で繰り広げた「軌跡の大逆転」は、日本中の人々を感動の渦に巻き込んだのではないでしょうか。
 最後まであきらめない両選手の快挙は、私たち一人ひとりに元気と勇気を与えてくれました。
 その高橋礼華、松友美佐紀両選手の優勝祝賀会が先日奈良市内で行われ、バドミントンの協会を通じて私にも声をかけていただいたのですが、両選手とは何もゆかりがないのにお邪魔してもいいのですかとお聞きしたところ「松友選手は徳島県出身です。高橋選手は奈良県橿原市の出身ですが、実はジュニア、つまり小学校のころよく大和郡山市の三の丸体育館で練習していたんです」というお話にびっくりするとともに、急に身近な存在となった高橋選手と本市とのご縁を大切にしたいと祝賀会に出席させていただくことにしました。
 三の丸体育館(市立体育館)は中央公民館とともに耐震化工事の真っ最中で、この10月1日(土曜日)にリニューアルオープンの予定です。
 そこで、祝賀会のスピーチでは、「是非一度、想い出の体育館で模範試合を披露してもらえませんか」と高橋選手に呼びかけると、目の前の座席から「時間があれば」と一言。感激しました。
 スポーツに限りませんが、子どもたちや若者が進むべき自分の道を見つけるきっかけのひとつに「あこがれ」があるのではないでしょうか。
 いわば富士山の頂上に立った高橋・松友ペア。
 富士山の麓には広大な裾野が広がります。その裾野が郡山にも広がれば。
 とはいえ、超お忙しいお二人のこと。チャンスを気長に待ちたいと思います。